■備えあれば憂いなし-今日の話題 ロッカーやデスクサイドに置くもの、枕元に置くもの。 以前、このブログで「災害備蓄品は必要なものを必要な場所に」という話題を載せました。その際は、どちらかというと防災用品や飲食料品を、職場のどこに保管するのが良いかという視点で書きました。それに関連しますが、今日は、より具体的に職場のロッカーやデスクサイド、自宅であれば寝室の枕元に置いておくと良いと思われるものを主体に書きたいと思います。先に職場について触れましょう。業種によって違いますが、仕事をする場所がロッカーに近いまたはデスクでという場合です。人数分を一カ所に集めておくか、個々に分けて個人管理にするかは、検討の余地があります。いざ大規模な災害が発生し従業員が取り残されると、今いる場所からそう動けるものではありません。ヘルメット、小笛(ホイッスル)、飲料水、携帯トイレ、保温シートなどは最寄りにあると助かる命が助かります。最近の防災用品は、1人用が多数開発され販売されています。また情報入手や安否発信には、スマートフォンが欠かせません。そのバッテリーまたは電池も必要です。食品関係を扱う工場などでは、衛生管理区域にモノを持ち込ませない会社も多いでしょう。ロッカーも衛生管理区域と分けていることが少なくありません。そのような職場では、衛生管理区域内に一括してでも置きたいものです。そのような時は非衛生管理区域に取りに行かせるから大丈夫というかも知れませんが、衛生管理を徹底している工場ほど、管理区域への出入りは電動シャッターや電動扉、電動エアシャワーなどで区切られていて、非常電源機能があったとしても、少しのゆがみや断線で出入り不可となる可能性は十分あります。次に、自宅寝室の枕元の話に移りましょう。寝室の場所いかんを問わず、ぜひ用意しておきたいのが、ヘルメットとズック靴です。逃げるにしろ備蓄しているモノを取りに行くにしろ、素足はもとよりスリッパ程度では、さまざまなモノやガラス片が散らばっている床で大けがをする可能性があります。また動くことで傾きかけていた棚や落ちる寸前の天井が降りかかってくる可能性もあります。情報入手かつ安否発信のスマートフォンが手元にあるのが良いことは言うまでもありません。 |
コラム:防災用語 「BCM格付融資制度」本制度は、株式会社日本政策投資銀行が独自開発した企業向け評価システムで、防災及び事業継続に向けた対策、取り組みが優れた企業を評価・選択して、その評価に応じた融資を設定するという、BCM格付けの手法を導入した融資制度です。従業員の命を守り、事業を継続するための経営戦略と対応力を100点満点で評価します。同銀行は、他に“環境格付融資”や“健康経営格付融資”なども行っています。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 新潟地震(昭和39年)M7.5、死者26、家屋全壊・全焼2,250 |
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