6月20日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
災害備蓄品の分散保管、被災後の着替え、考えたことありますか?  先般、揃えておきたい防災用品の話の中で触れましたが、災害備蓄品の分散保管と、避難時に忘れたくない着替えの問題について今日は話そうと思います。災害備蓄品は、非常時のためにと考えて、1ヵ所へまとめて保管している人は、案外多いのではないでしょうか。ある時、地震のニュースを聞いて久しぶりに見直そうと開けてみたら、カビだらけとか、賞味期限切れとか、衛生用品が変色しているとかで、すべて買い直しになったという経験をお持ちの方がいるかも知れません。最近、災害備蓄品の考え方は以前とだいぶ変わってきています。普段の生活の中で、利用しては補充するという「ローリングストック」法です。そうは言っても保存期間が3年5年7年と長い非常食や保存水は、どうしても割高で、普段使いしてしまうには、あまりにコスト増だと思われるでしょう。しかし、期限を切らしてダメにしてしまうより良いと思いませんか。さらに普段から使い方や味に慣れておけるといった利点もあります。自分に最も適した、美味しいモノに出会えるチャンスでもあります。もっとも常に回していこうと考えれば、保存期間が短い安価なものでも良いのです。そのような口にするものは、キッチン周りに1ヵ所設ける。私は、飲料水と加工食品、菓子類を回しています。また、化粧品や薬、綿棒や耳かき、衛生用品など普段日常的に使っているモノをリビング周りに1ヵ所定位置をつくる。食べ物でもなく日常的にも使わないというものは、玄関先で、リュック保管で良いと思います。こう分けて考えていくと、避難時は、最も使用優先度が高い、日常的に使っているモノを持ち出す、余裕があれば、飲食物を玄関先のリュックに詰め持ち出す、最後に残っている飲食物を持ち出す、といった具合です。あともうひとつの今日のテーマ、着替え問題です。これまでの災害で被災者からよく聞くのが、着た切り雀でしたという声です。着替えを持ち忘れたという話です。季節によってはかさばりますが、下着はもとより上下の洋服は持ち出し品としての視点から考えておきましょう。
コラム:防災用語 「防災無線」防災無線は、官公庁や地方自治体で使用する人命に関わる通信を確保するために整備された無線通信システムです。停電時も使用できるよう整備されています。単に防災無線というと市町村の無線を意味することが多く、内閣府をはじめとする中央機能や、主要自治体、消防庁災害救急情報センター、主要通信事業者、日赤・国立病院機構災害医療センター、現地対策本部を結ぶものを、中央防災無線といいます。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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