7月3日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
災害は平日の日中に起こるとは限らない!  今日のこのテーマに触れるに際しては、「NHK NEWS WEB-災害列島-命を守る情報サイト-」にUPされている情報から引用させていただいています。今年5月に石川県能登半島を襲った震度6強の地震発生日が5日の祝日、同11日に千葉県房総半島を襲った震度5強の地震発生時刻が4時16分、過去では2018年の北海道胆振東部地震が3時7分、2019年の台風19号が静岡県伊豆半島に上陸したのが19時、と少しピックアップしただけでも、祝日とか夜間に襲ってきています。NHKの調べでは、2002年から2022年までの20年間で発生した震度5弱以上の揺れを伴った地震は、289回もあり、その内の68回が土曜日でトップであったとのことでした。また時間別では23時台が22回でトップでした。また台風や線状降水帯による豪雨も、大気の不安定さや積乱雲の発達状況もあって夕方以降が多いようです。みなさんの会社では、休日や夜間を想定した防災訓練をしたことありますか?平日の出勤時刻や退社前の時間を使って、「〇〇から出火しましたので〇〇へ避難してください」だけの訓練になっていませんか?特に接客対応型のサービス業では、休日の閉店(22時など)時刻ごろは、従業員も減って、副店長や時間帯責任者のもとで動いている会計締め担当者ばかりかも知れません。またホテルでは夜間は一番お客様の人数が多い時間帯ですが、従業員はナイトフロントだけということも多いと思います。訓練自体は事業に支障がない時間を利用して行わざるをえませんが、頭には、災害は平日の日中に起こるとは限らないということを入れておいてほしいと思います。そして、可能な限り詳細な想定イメージ(例えば、❶祝日の昼下がり、お客様が多数来店している中での突然の地震発生、震度6強、❷日曜日の夜間1時、予報に反した台風の動きに前線が重なり付近の小河川から越水して工場が浸水、落雷により停電発生、夜間作業員のみなど)を描いた上での訓練にしてほしいと思います。「NHK NEWS WEB-災害列島-命を守る情報サイト-」はこちら→災害列島 命を守る情報サイト|NHK NEWS WEB
コラム:防災用語 「酷暑日と超熱帯夜」いずれも、日本気象協会が命名した用語であり、気象庁が定義づけした用語ではありませんが、昨今の異常気象に対応し一般に関心をもってもらうことを目的として名付けたようです。これまでは最高気温35℃以上で「猛暑日」、夜間最低気温25℃以上で「熱帯夜」と呼んできていましたが、最高気温が40℃を超える日も多くなり、猛暑より上を表す「酷暑」を、夜間最低気温では30℃を超える日も多くなり、熱帯より上を表す「超熱帯」と呼ぶことに決まりました。この夏はどのくらいこの用語が報道で飛び出すことでしょう。
★この日に起きた災害や事件、事故
東亜国内航空機墜落事故(北海道横津岳・昭和46年)死者68、令和2年7月豪雨(令和2年)死者・行方不明者86、家屋全壊1,620、伊豆山土石流災害(令和3年)死者27、行方不明者1、建物被災136

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