7月6日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
住みたい街-災害リスクも考えよう!  商業が発達し商店街が非常に活気ある、そして医療や教育に行政からの支援も厚い、賃貸物件の家賃はまぁまあで、中古の中高層マンションは値が上がっている、緑が多いわりに交通の便もいい、そのような街は誰しも住みたいと思うでしょうし、住みたい街ランキングでも上位になるのではないでしょうか。しかし、ここで伝えたいのは、少し失礼な話しですが、災害リスクが非常に高いといった場所もあり得ます。住みたい、住み心地がいいというのが、災害リスクが低いというのとは、イコールでは結び付けられないということです。もちろん、そのような立地であれば、行政も災害に向けた対策を打っているに違いありません。さまざまな施策を推し進めていると思います。また、そんなに永くは住まないし、住んでいる間に世間が言うような大災害は起こらない、という方もいらっしゃると思います。でもです。地震、津波に限らず、昨今の災害は、豪雨、風雨、竜巻などなど、規模が大きく被害も甚大になりがちです。10年に1度や50年に1度の規模が毎年発生するようになりました。行政による施策が追い付かなかったり、住民側の負担の重さで進展しなかったりで、災害リスクはまったく減っていないという状況も各地で聞かれます。今を見るのではなく将来を見て、未来が永い若年層の方々は特に、住んでいる場所の災害リスクを考えてほしいと思うのです。新聞を購読せず、自治会にも未加入であれば、なかなか行政からの情報は得難いかも知れませんが、役所に行けば地域のハザードマップがあります。市町村のホームページを開けば、インターネットでも閲覧することができます。過去に大きな災害があった日の前後では、テレビでどのようなところにリスクがあるか、危険個所はどこかといった特集番組もあります。YouTubeで災害を取り上げている番組も多くあります。そのようなところの情報から、その場所が将来的にどうか判断することです。そして将来に向けた生活設計を立て計画を進めてほしいものです。
コラム:防災用語 「後発地震注意情報」正しくは“北海道・三陸沖後発地震注意情報”といいます。2022年12月から運用が始まりました。マグニチュード7クラスの地震が起きた後に起きる、より巨大な地震を「後発地震」といい、その発生の可能性があるときに発令されます。2011年3月11日の東日本大震災の際、その2日前にマグニチュード7.3の地震が発生し、その後にマグニチュード9.0の巨大地震が発生したのですが、このような巨大地震が後発的に襲ってくる可能性を秘め発令されます。
★この日に起きた災害や事件、事故
東京谷中五重塔消失(昭和32年)

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