7月15日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
家庭内防災訓練のススメ  防災訓練というと、会社で行うもの、工場で行うものと、ほとんどの人が言うと思います。しかし、今日はあえて、家庭で行う防災訓練について触れてみたいと思います。災害はいつ起きてもおかしくないものです。特に、先行きが数日前からわかる台風はともかく、地震や線状降水帯はなかなか予測できずに、突然の発生がその特性です。その時に備えて、避難の手順、準備しているグッズの確認、停電時の対処、連絡手順等々、備えをしてきた場合と、何もせずに来たのとでは、大きく違うでしょう。家庭においても、その時を想定して、実際に動けるか確認しておくことが重要です。すでに家庭内で非常時を想定した訓練を実際に行っている家族もあります。まずは、家族や近い関係の人と、災害時の対応について、話を持ちましょう。どのような災害が起こり得るか、想像し合います。特に今いる自宅の周辺がどのような被災状況と化すか、どこが安全でどこが危険か、火災が発生する可能性は、どのような持ち物を取り急ぎ確保するか、家の中に危険はないか、灯りはとれるか、などなどです。ありがちなのは停電だけではありません。断水も発生するでしょう。トイレはどうする?というのも、すぐに直面する問題と思います。連絡し合えるのか、いつもの通信手段が途絶えたらどうするか、小さい子供やペットへは誰が安全を守りながら避難するか、飲み物や食べ物は当面どうするか、などです。防災訓練で、直接災害食を食べてみるのも良いでしょう。作り方は最初戸惑うと思います。お湯が沸かせる場合と、水だけの場合とでも異なるでしょう。このように、実際に動いてみることで、きっと新しい発見があると思います。これがあったらいい、こうした方が、段取りが良いなど、良い知恵が浮かぶことでしょう。動くことでまた、要領が見えてくるものです。こうした積み重ね体験が、必ず、大規模災害時に慌てず、冷静に考えられるようになれると、私は信じています。ぜひ考えてみませんか。
コラム:防災用語 「アンダーパス」道路がバイパス道路や鉄道の下をくぐる構造となっている場合、くぐる道路の形状をこのように言います。アンダーパスは、集中豪雨によって思った以上に早く冠水する危険を秘めています。場所によっては「この先、冠水の恐れがあります」とか、冠水の深さを示すラインが引かれているとか、何らかの表示がある箇所もありますが、何の表示がなくても、危険があることに違いありません。何とか通り抜けられるだろうと誰しもが思って、あっという間に浸水してしまうのが特長です。
★この日に起きた災害や事件、事故
磐梯山噴火(明治21年)死者477

コメント

タイトルとURLをコピーしました