7月22日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
シリーズ連載:企業は防災のため順番に何をすればよいか④  安否確認訓練~定期的訓練、抜き打ち訓練~の実施! 安否確認の方法については、前回も当欄で触れましたが、改めて紹介します。現在、「安否確認」は、さまざまなツールが開発されています。災害用伝言版、伝言ダイヤル等は、以前からあり知っている人は多いと思われます。しかしこのツールは、一定の時(実際の発災時や訓練利用可能と指定された日など)でない限り訓練として使用できません。そのため、社外にいる従業員を含めて安否確認し合えるツール(安否確認アプリ)などを調べて、企業内で登録し合いましょう。そして、最初は、手始めに一斉確認の日時を決めて周知し訓練実施してみることです。どのくらいの時間内で最後の人から返答あるか確認しましょう。被災時に、命のひとつの目安は72時間とされています。このことから、少なくとも3日以上返信がない人がひとりでもいる場合は、訓練を重ねることで全員3日以内返信を目指したいものです。また、ある程度定期訓練を重ねたなら、次の時には、日時を決めない抜き打ちでの実施も有効です。このようにして、急な確認訓練でも、わずか3時間足らずで全員から返答が得られるようになった企業もあります。また、日中以外の時間帯での訓練、休日を使用した訓練も有効と言えます。 避難先の検討、確認! 避難場所や避難所の場所について検討、確認したいものです。市町村単位でハザードマップが作成されていることから、そのマップを入手し図上(机上)で確認し合いましょう。普段何気なく自宅と職場とを行き来している風景の中で、あっ、ここが避難場所だったか、あっ、ここが避難所として指定されているのだ、ということが改めてわかるものです。避難する先は、なるべくいろいろな想定に応じて複数考えておくことがポイントです。ルートをひとつに限らないことです。避難経路上にある河川や危険物、1列ブロック塀なども調べておきましょう。避難場所よりも手前に、避難可能なビルがあったり、ホテルがあったりすれば頭に入れておくことが重要です。なお、避難場所に向かわずに、社内に留まるという選択肢もあります。場合によっては、階上へ避難するということも検討したいものです。
コラム:防災用語 「一次救急病院」ケガや病気でかかる医院や病院は、その果たす役割や使命によって、一次救急から三次救急までに分かれ呼称されます。一次救急が重篤な場合にかかる病院と思いがちですが、逆で、一次救急が一般に自力で訪ねる病院や医院です。かかりつけ医としての役割があります。二次や三次は、紹介状が必要な病院、救急搬送される病院です。三次救急に指定されている病院は数も限られます。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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