8月5日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
大地震対策・家庭編 すぐにすべき5大ポイント!  昨日は、企業がとるべき対策について述べました。今日は、家庭でとるべき対策について述べましょう。大規模な地震が発生した時も、家族の安全、住まいの維持・確保のためには、事前に必要な対策をとっておくことが必要です。①自宅の安全点検:耐震化はもとより、食器棚や書棚、さまざまな什器・備品が倒れないよう、倒壊防止器具を取り付けましょう。阪神・淡路大震災では、家具の倒壊により多くの人が圧死等によって命を落としました。②非常食、飲料の備蓄:その時に向けた長期保存が可能な、美味しい食品も多く出てきています。また普段使いの食材を、ローリングストックによって回し、その時に備えるのも一方法です。シリアルやあられ・せんべいも非常食になり得ます。最低3日分の、可能であれば7日分の確保が求められています。③簡易トイレ・携帯トイレの確保:災害時は水洗トイレがすぐに使用できなくなります。目では見えないところの配管が被災し、上水・下水ともに働くなる可能性が高いためです。人数×6~7回×3日分の確保が必要です。トイレ我慢は、水分摂取を控えることに繋がり、循環器系疾患のもととなります。④避難方法の事前検討と家族間周知:避難方法をどうするかは、もちろんその時にならないとわからないものですが、その立地や家の耐震状況、付近の状況によっては、避難場所に行く、避難所に行く、自宅に留まるといった選択肢があります。被災の程度によって優先順位を考えて置き、家族で考えをひとつにしておくことです。その時に家にいず外出中であったとしても、その申し合わせが家族との早い再開に繋がるはずです。⑤持ち出し品と保管品の区分けと準備:避難方法の検討結果によって、非常用品を持ち出すのか、持ち出さないか、その両方かが見えてくるものです。避難場所は、一時的に身体の安全を確保するための場所ですから、被害が拡大しないようなら自宅に戻ります。よって数時間のための最低限の持ち出しで良いかも知れません。しかし自宅に戻れそうもなく、避難所で数日を過ごそうとなれば、ある程度まとまった持ち出しが必要かも知れません。被害がなく自宅で過ごせるようなら、保管しているものを利用します。このように場面によって準備分けすることが推奨されます。事前に対策を打ち、準備を進めておくことが、その時に右往左往せずにうまく動けることに繋がるものです。
コラム:防災用語 「防災ユーチューバー」防災に関する情報を、YouTubeを使用して動画発信しているユーチューバーはたくさんいます。なかには、防災ユーチューバーではなく防災アドバイザーですと紹介した上で、詳細にその備えを教えてくれるチャンネルもあります。私はそのひとつ、「死なない防災!そなえるTV」をおすすめいたします。
★この日に起きた災害や事件、事故
浅間山噴火(天明3年)死者約1,600、台風第5・6号及び8月豪雨(昭和50年)死者・行方不明者142、家屋全壊・流失1,085、高知・生見海岸落雷事故(昭和62年)死者7、負傷者5

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