8月9日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
普段からの企業間コミュニケーションが災害時にものをいう!  大規模な災害時は、さまざまに混乱する中、自社の情報や善後策の発想に限界があります。同業他社のみならず、他業種を含めた広域に渡る企業通しの情報共有や、発想交換が、早い復旧、事業再開に繋がるものです。例えば、近隣の被災状況、被災範囲などを正確に把握することで、助け合いや対処支援ができます。そのような時は、お互いさまですから、共助がものをいいます。それぞれの専門的な技術に基づく業務はあるでしょうが、それでも活かせるリソースは少なくないと思われます。しかし、このような共助がし合えるのは、普段からのコミュニケーションがあるからこそです。工業団地などでは、それぞれの企業から代表を出し合う組合制度が築かれ、情報交換や人の交流があるものですが、そのような機会を有していない場合には、あえて普段から、近隣の企業に、情報交換や人の交流を行うべく、積極的な働きかけが必要です。商工会議所などの行事になるべく参加し、または工場見学などをし合うことです。そのような関係を構築、維持することが重要なのです。昔から言われていることに「遠くの親戚より近くの他人」という言葉があります。いざという時は、血縁関係にある親戚も遠くては、すぐに駆け付けることが難しい中で、むしろ血縁関係にない間柄であっても、近くのほうが駆け付けやすい、助け、助けられができるということです。普段から、少しずつでも通常の取引先のみでなく、近隣の企業との付き合いも大事にしていく、それが、災害時にものをいうのです。
コラム:防災用語 「Jアラート」全国瞬時警報システムをいい、市町村がその行政無線から住民に知らせるシステムの一つです。今では、弾道ミサイル情報の発信ですっかりメジャーな言葉となりましたが、緊急地震速報、大津波警報などの時間的余裕がない事態時に配信されるエリアメール・緊急速報メールもその一つです。弾道ミサイル情報によるJアラートでは、これまで災害に至っていないため、またかと思う人が多いかも知れませんが、万一に備えることが命の確保に繋がります。
★この日に起きた災害や事件、事故
なし

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