8月28日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
交通事故の大半は、2つの運転行動で防げる!  日々、どこかしこで交通事故が発生し、多くの尊い命が失われています。車どうしもあれば、車と歩行者、自転車どうし、車と自転車、バイクと歩行者など、さまざまな事故が、毎日ニュース報道されています。どうしたら交通事故は防げるのでしょう。私は、道路交通安全マネジメントシステム(ISO39001)の審査員でもあり、永年事故削減の支援、研究を行っているひとりです。私は、次に紹介するたった2つの運転行動で、大半の交通事故は防ぐことができると思っています。ひとつめは、「黄色信号で止まる」ということです。なんだ、そんなことで事故が防げるのか・・と思われるでしょう。しかし黄色信号で停止線にきちんと止まっている車は、意外と少ないものです。赤信号は止まるけど、黄色信号は安全な速度なら、通過して構わないと思っていませんか。ここでは道路交通法上の解釈は触れません。安全なスピードの範囲内で走行し、遠方交差点の歩行者信号点滅が終わりかける段階では、まもなく黄色信号に変わります。スピードを徐々に落として止まりましょう。黄色信号で無理して交差点に入らない、交差点を早く突破しようとしない、そのような心掛けが事故を確実に防ぐことに繋がります。ふたつめは、一時停止位置で、確実にタイヤを止めることです。なかなかできそうでできない運転行動です。遠方横断歩道で歩行者が渡るそぶりを感じたなら、歩道手前の停止線で止まらなければなりません。信号がない横断歩道でも同様です。踏切手前も同様です。タイヤを止めたか、止めずにずるずる前進していたかは、当の本人が一番わかります。面倒だなと思う一時停止を、確実にタイヤを止めてみる、それが事故を防ぐのです。このような運転行動が取れる時というのは、心にゆとりがあり、何かに急いでいない状況にあると思われます。しかし例え、ゆとりがなく、急がなければならない時であっても、この2つの運転行動だけは、行ってみませんか。確実に、事故につながる多くの要因が排除されていくものと思います。
コラム:防災用語 「融雪洪水」8月の用語に馴染まないかも知れませんが、夏場でも雪が残った山岳地はあります。そのようなところに登ることを趣味とされている人も多いでしょう。しかし急激な温度上昇があると、いきなり川が増水することがあり得ます。そのような時は流れも速くなり、土石を巻き込むこともあります。油断大敵ということで、この用語を紹介しました。
★この日に起きた災害や事件、事故
台風第16号(平成16年)死者・行方不明者17、負傷者267、家屋全壊29

コメント

タイトルとURLをコピーしました