9月25日 朝礼話材

■備えあれば憂いなし-今日の話題
けむり体験したことありますか?  普段の生活の中では、自宅キッチンで、魚等を焼いたときに煙(けむり)を見るくらいであって、火災時に発生するような煙(けむり)が身近に迫ることはないと思います。例え近隣で火災発生に出くわしたとしても、煙(けむり)を直に身近に感じることはないでしょう。それだけ煙(けむり)には縁遠いと思います。なぜ煙(けむり)を体験することを勧めるかというと、煙(けむり)の性質、流れ方、充満する時間を、体をもって知ることで、助かる方法を知ることができるということです。そのような中、煙(けむり)を体感できる施設、イベントなどで活用できる煙(けむり)体験テントを販売している会社があることをご存じでしょうか。各地に災害体験できる設備が用意された防災館、防災センターがあるということは、すでに過去の本欄でお伝えしてきましたが、その中のいくつかには、“煙避難体験設備”を設け、そのコーナーを用意しているところがあります。そこでは、煙を充満させた建物内で、煙の中から避難する行動を体験することができます。もちろん体に影響がない煙が使用されていますので、安心して煙の特性や安全避難方法を学ぶことができます。また、一部の防災用品取扱企業では、“煙体験ハウス”を取り扱っています。このテントでは、煙(けむり)体験として使用できる他、10人程度は入れることから、応急救護訓練やAED取扱訓練なども行うことが可能のようです。また、例え煙(けむり)体験ができないとしても、煙(けむり)によって命を落とさないよう、さまざまな対策が必要です。例えば、①煙感知器の設置、②防煙避難グッズの用意、③煙(けむり)の特性を学べる動画での学習、④避難誘導等の低位置設置、⑤煙(けむり)発生を想定した訓練実施、等です。先が見えなくなる恐怖、有毒で一瞬にして命を落とす煙(けむり)をあらかじめ良く知って、慌てずに避難できるようになりましょう。
コラム:防災用語 「異常潮位」台風などによる高潮や地震による津波などとは異なり、潮位が異常に上昇または低くなり、10日から100日程度続く変動現象です。広範囲に及ぶようですが、理由ははっきりわかっていないようです。異常潮位の研究によっては、地震の予知に繋げられるとも言われています。
★この日に起きた災害や事件、事故
北海道駒ヶ岳噴火(安政3年)死者21~29、台風10号(昭和58年)死者・行方不明者44、建物全壊153

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