■備えあれば憂いなし-今日の話題 シリーズ連載:省庁の防災・減災に向けたWebサイト④ 今回のシリーズ、第4弾は「環境省」と「消防庁」、そして「気象庁」です。環境省のホームページには、直接的な防災呼びかけ関連のサイトはありませんが、参考となるページとして「気候変動適応」に関するページと「ペットの防災対策」があります。2018年に制定された「気候変動適応法」の解説から、「気候変動適応計画策定マニュアル」、民間企業に向けた「気候変動適応ガイド」、国際的な政府間パネルの「IPCC」最新報告に至るまで、「気候変動」に対して丁寧に紹介されています。気候変動への適応 | 地球環境・国際環境協力 | 環境省 (env.go.jp)、また、「動物の愛護と適切な管理-人と動物の共生をめざして」のWebサイトでは、動物愛護管理法やペットフード安全法、愛玩動物看護師法等を解説するかたわら、関連資料として各種パンフレットや報告書をアップしています。その中には、「ペットも守ろう!防災対策」があります。“災害時にペットを守れるのは飼い主だけです。避難が必要か判断することはもちろん、人やほかの動物に友好的であることやむやみに吠えない、ケージに入るなど社会化や日頃からのしつけが重要です。”としつつ、「ペットの健康管理と応急処置」や「災害後にペットと過ごす注意点」いざという時のためのペットと飼い主の情報を記すシートまで、災害時に向けた役立ち情報の記載もあります。環境省_パンフレット「ペットも守ろう!防災対策」 [動物の愛護と適切な管理] (env.go.jp)。続いて「消防庁」です。消防庁のホームページ内には、こども向け、一般の方向け、市町村長の方向けそれぞれのタグを設けた「防災・危機管理eカレッジ」があります。“インターネット上で防災・危機管理に関する学びの場を提供する”ものとし、こども向けでは、ひらがなを多用し、台風・地震・津波・火事・備えについて、親子で考えながら進めるコンテンツを、一般の方向けでは、自然災害(近年の災害から学ぶ)、火災(火災の原因と対策を学ぶ)、自助(自分自身の身を守ることを学ぶ)、共助(周囲の人たちと協力し助け合うことを学ぶ)として、具体的な防災知見を、市町村長の方向けでは、全国防災・危機管理トップセミナー、市町村長による危機管理の要諦-初動対応を中心として-、災害対応事例集等、各種資料掲載がされています。特にこども向けは、YouTubeでクイズ形式で学べる楽しみながらのコンテンツはおススメです!防災危機管理eカレッジ (fdma.go.jp) 消防庁 地震防災マニュアル (fdma.go.jp)。続いて「気象庁」です。気象庁のホームページ内には、一般に向けた「防災情報」ページがあり、今の時点のさまざまな気象データが見られるサイトづくりとなっています。「気象防災」タグでは、警報・注意報の発出状況から、台風情報、熱中症警戒アラートまで、中には「キキクル(危険度分布)」まで確認できるようになっています。他に「地震・津波」、「火山」、「海洋」、「天気予報」、「気象の観測情報」のタグが設けられています。災害時には、現状をいち早く確認できるサイトとして活用できるでしょう。気象庁|防災情報 (jma.go.jp) |
コラム:防災用語 「脂肪塞栓症候群」大腿骨等、足を骨折し手術した場合、それをきっかけとして中性脂肪が血管に入り込み、臓器に流入して血管を塞いでしまうことで、循環器系疾患を引き起こす疾病群をこう呼びます。肺や脳を含む塞栓されたさまざまな臓器は、虚血状態となって、臓器不全に至ることがあります。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 台風第19号(令和元年)死者・行方不明者121、家屋全壊3,263 |
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