■備えあれば憂いなし-今日の話題 関東大震災後の巨大地震どれだけ発生しているか? すでに本欄で紹介した通り、今年は関東大震災が発生して、ちょうど100年となります。偶然ですが、今年は米国ウォルト・ディズニー社が創立100年ですから、これまでもこれからも同じ年月を歩むことになります。きっと再び100年後にも関東大震災から200年、ウォルト・ディズニー社創立200年として、それぞれ想いおこす活動やイベントが行われるのでしょう。そういった意味では、昨今巨大地震が多いので、〇〇地震から〇年とか、△△大震災から△年という言われ方は、1年通じてたくさん出てくるのでしょう。今回、実際に関東大震災以降、どのくらい巨大地震が発生しているか、月日とともに調べてみました。マグニチュード(震源の揺れの強さ)6.5以上の地震を年ごとの時系列でみると、関東大震災(1923年M7.9)→鳥取地震(1943年M7.2)→昭和東南海地震(1944年M7.9)→昭和南海地震(1946年M8.0)→福井地震(1948年M7.1)→浦賀沖地震(1982年M7.1)→能登半島沖地震(1993年M6.6)→北海道南西沖地震(1993年M7.8)→阪神・淡路大震災(1995年M7.3)→新潟県中越地震(2004年M6.8)→能登半島地震(2007年M6.9)→東日本大震災(2011年M9.0)→熊本地震(2016年M6.5+M7.3)→北海道胆振東部地震(2018年M6.7)→令和5年奥能登地震(2023年M6.5)と発生しています。関東大震災後に14件、特に2003年から、この20年間で6件の巨大地震が発生、3年強で1回は巨大地震に襲われていることになります。月日で時系列にすると、阪神・淡路大震災(1月17日)→能登半島沖地震(2月7日)→東日本大震災(3月11日)→浦賀沖地震(3月21日)→能登半島地震(3月25日)→熊本地震(4月14日+4月16日)→令和5年奥能登地震(5月5日)→福井地震(6月28日)→北海道南西沖地震(7月12日)→関東大震災(9月1日)→北海道胆振東部地震(9月6日)→鳥取地震(9月10日)→新潟県中越地震(10月23日)→昭和東南海地震(12月7日)→昭和南海地震(12月21日)です。1年通してほぼ万遍なく巨大地震が発生しています。こう見ると間なくあれから何年と報道され、あの日を忘れないようにと報道されるたびに、だんだんと正常性バイアスが働き、「またか」「次もあるだろうけど大丈夫」と思う人が増えてしまいそうです。今一度、自らの正常性バイアスを解く必要がありそうです。 |
コラム:防災用語 「失血」文字通り、血が失われることです。怖いのは急性で、外傷や出血性潰瘍、動脈りゅう破裂等で起こります。成人では、循環血液量の約三分の一2リットル弱を失うと、血圧が急激に低下して出血性ショックに陥り、命を落とすこととなります。0.5リットル(500mlペットボトル1本分)までであれば、輸血せずに回復できる可能性がありますが、それを超えると徐々に厳しい状態へと進展いたします。 |
★この日に起きた災害や事件、事故 なし |
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